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トランプ氏の夢?執務室に飾られたある作品が話題

トランプ前大統領がフロリダ州の自宅兼リゾート施設、「マール・ア・ラーゴ」の執務室で撮影した写真に、大統領時代に贈られたとされる、ある作品が写り込んでいると、話題を呼んでいる。

トランプ氏は今週、カイル・リッテンハウスさん(18)がマール・ア・ラーゴを訪れたと明かし、2人で撮影した記念写真も公開した。リッテンハウスさんは、昨年ウィスコンシン州ケノーシャで起きた反人種差別デモの最中、男性2人を射殺、1人を負傷させたが、先週、陪審員裁判で正当防衛が認められて無罪となった。

2人が笑顔で並ぶ写真には、後ろにある棚に、歴代大統領4人を象った有名な岩山「マウント・ラッシュモア」のレプリカ像が収まっているのが確認できるが、これが、昨年サウスダコタ州知事から贈られたと報じられた「マウント・トランプモア」だと、注目を集めた。

ニューヨークタイムズは昨年8月、トランプ氏がラシュモア山の麓を訪れた際、ノーム知事から1.2メートルの山のレプリカが贈られたとし、関係者の話として、トランプ氏の顔が加えられていると報じた。

トランプ氏は、ジョージ・ワシントン、トマス・ジェファーソン、エイブラハム・リンカーン、セオドア・ルーズベルトと並んで、自分の顔が刻まれることを本気で望んでおり、2018年にノーム知事が面会に訪れた際にも、ラシュモアに並ぶのが「夢」だと話していた。この時、ノーム氏はジョークだと思い「笑い始めた」が、トランプ氏は笑っておらず、真剣だったという。

リッテンハウスさんとの記念写真では、肝心のトランプ氏の顔の部分が隠れてしまっているが、今週フェイスブックで公開された別の画像からは、リンカーン大統領の隣にかたどられたトランプ氏の顔が、はっきりと確認できる。写真は、同じ部屋でテコンドーの師範と撮影したもので、レプリカ以外に、北朝鮮の金正恩総書記と握手する写真や、MAGAハットも写り込んでいる。

なお、この銅像を制作した彫刻家のリー・へウニング氏は、米メディアDaily Beastの取材に、写真の像は自分たちが手掛けたものに間違いないと語った。

リッテンハウスさんとの記念写真について、「この像は紛れもなく私たちの作品だ。クールだね」とコメント。作った銅像が「結局、クローゼットの中に押し込められたまま」日の目を見ないことも多いといい、飾られているのを見るのはうれしい、と述べた。

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