ハリス&ウォルツコンビの加熱報道に危機感?トランプ氏 記者会見ハイライト

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ここのところハリス陣営に報道を独占されていたトランプ前大統領。自らフロリダのマール・ア・ラーゴに記者らを集めて会見を開いた。

主な発表内容は、テレビ局3社と大統領討論会を開催することで合意したというものだったが、会見は1時以上におよび、選挙集会さながらにハリス氏と新たに副大統領候補に選ばれたティム・ウォルツ氏に対する批判を繰り広げた。

9月に3社と討論会を開催することで合意

先日、SNSでFOXニュースとハリス氏との討論会を9月10日に開催するこで合意したことを一方的に発表したが、これに加えて一旦はキャンセルする意向を示したABCニュースとの9月4日の討論会、さらにNBCと9月25日に開催することの合意を取り付けたと明らかにした。

ハリス氏&ウォルツ氏は「極左」コンビ

会見では、ハリス氏とウォルツ氏のイデオロギーを定義づけるのに時間を費やした。

ハリス氏を「彼女は、かつて誰も目にしたことがないほどの極左の人物」としつつ、「彼女は極左の男を選択した」と主張。「彼のポジションは、そんなことがあろうとは信じられないほどだ。彼が踏み入れているのは、誰も聞いたことがないものだ。トランスジェンダーの世界に深く入り込み、たくさんの異なる世界に肩入れしている。彼は国境を持ちたがっていないし、国境の壁もいらないと思っている。われわれの国にとってのいかなる安全対策も持とうとしない。人々が刑務所からやってくるのを気にかけていない」と語った。

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会見後半でも、二人のイデオロギーに立ち戻り、「彼女と彼のようなコンビは初めてだ・・・二人のようなリベラルな組み合わせはかつてなかったのは確かだ」と主張した。

メディアの扱いに不平

「彼女が国境皇帝だったことは100%間違いないが、それが突然、過去数週間で国境皇帝ではなくなった」と、報道の変化を指摘。「メディアはより慎重に、率直に言ってより正直になって欲しいと願っている。正直になってもらわなければ、国家を戻すのが困難になるからだ。われわれの国家は今、非常に病んでいる。先日、株式市場がクラッシュするのを目の当たりにしたが、それは始まりに過ぎない」と続けた。

2021年にハリス氏が不法移民の流入問題に関して南米諸国との取り組みを主導するようバイデン氏からまかされた際、一部のメディアは、ハリス氏の役割を「国境皇帝」と報じていた。

ハリス氏に「無能」のレッテル

会見では繰り返してハリス氏を「無能」呼ばわりし、知性面で大統領になる資格がないと主張した。

「誰かさんは(バイデン氏よりも)もっと無能だ。彼女は司法試験を合格できなかった。彼女が大統領の地位につくべきではない。もし彼女が大統領になろうものなら、我が国は大失敗するだろう。世界が見たことのないほどの失敗を犯すだろう」。

さらに、ハリス氏がこれまで記者会見をしないのも、無能のせいによるものだと主張。

「彼女はニュースカンファレンスができるほどスマートじゃない。悪いが、われわれは国家を率いるためにスマートな人材を必要としている。なぜなら我が国は経済と外交の両方でかつてない危険に瀕しているからだ」。

聴衆の規模への固執は変わらず

ハリス氏の勢いに質問が及ぶと、ため息混じりに「勘弁してくれよ」と一言。「いいか、ニュージャージーでは10万7,000人を集めたんだ。君らは報じてないだろう。昨日の彼女の聴衆は何人だっけ?2,000人か?もし私が2,000人なら、君たちは私のキャンペーンは終わったと主張するだろう」と豪語した。

さらに、支持者の熱量がハリス氏を上回っていることを強調しようと、ミシガン州で2万5000人、ハリスバーグで2万~2万5000人、サウスカロライナ州で8万8000人、アラバマ州で6万8000人が参加したとも主張。「私の集会は10倍、20倍、30倍の規模だが、誰も群衆が大きいとは言わない」と述べ、「メディアは非常に不正直だ」「だから私はいつも”カメラを向けろ”と言うのだ」と批判を加えた。