トランプ氏 NY法廷で審理がスタート、お昼ご飯は大好物のアレ?

106

本日からマンハッタンで審理がスタートしたトランプ氏の裁判で、休憩時間にマクドナルドの袋が運び込まれる様子が目撃された。

審理は朝10時頃から開始された。トランプ氏は大勢の報道陣が待ち構える正面の入り口を避け、建物側面にある通用口を使用したとされる。

休憩に入ったと報じられた後、両手にマクドナルドの袋を抱えた複数の男性が建物に向かっていった。

トランプ氏はファーストフード好きで知られ、2018年に発売された元側近のコーリー・ルワンドウスキー氏とデイビット・ボッシー氏による著書「Let Trump Be Trump」では、トランプ大統領が決まってオーダーするのは、ビッグマック2個にフィレオフィッシュ2個、ラージチョコレートシェイクだったと明かされている。

2016年の大統領選キャンペーン期間に開催されたタウンホールで、司会のアンダーソン・クーパー氏にフィッシュサンドイッチが好きだと話した。「私はとても清潔な人間だ。清潔さが好きだ。食べ物がどこから来たのかわからない場所よりも、そこに行く方が良いと思う。一定の基準だ」とファーストフードを好む理由を語った。

Advertisement

2019年1月、米国大学体育協会(NCAA)のフットボール大会で優勝を果たしたクレムソン大学のフットボールチーム「クレムソン・タイガース」をホワイトハウスに招き祝賀歓迎会を開催したが、ふるまったのはなんと大量のファーストフードだった。トランプ氏は「ビッグマックや、クォーターパウンダーを用意した。私も君達も大好きなもの全部をね」と述べ、300個以上のハンバーガーやピザ、サラダ、山盛りのフレンチフライで歓迎の意を表した。

今年のはじめ、危険物を積んだ列車が脱線したオハイオ州イーストパレスチナを訪れた際にも、マクドナルドでオーダーをして消防隊員らをねぎらった。

ちなみに裁判所に運ばれたマックがトランプ氏のオーダーによるものか定かではない。

↓裁判所の外に集まったトランプサポーターと反トランププロテスター

©MashupReporter
©MashupReporter

訴訟は、ニューヨーク州のレティシア・ジェームズ司法長官が昨年9月に提起した。ジェームズ氏は、トランプ氏らは23を超える不動産や土地などの資産価値を水増しするなどの不正行為を繰り返し、金融機関を騙したと主張。トランプ氏と子供らに州内の企業の経営陣への就任を禁止するなどの制裁に加え、詐欺によって不当に得た利益2億5,000万ドルの返済を命じるよう裁判所に求めた。

訴訟を担当するアーサー・エンゴロン判事は先週、争点の一部について下した略式判決で、原告側は「資産を過大評価したことを裏付ける決定的な証拠を提出した」とし、トランプ氏らには銀行や保険会社を欺いた責任があると認定した。さらにトランプ・オーガニゼーションをはじめとする企業の事業証明書を取り消し、解散を管理する独立した管財人を指名するよう命じた。

1日目の審理は午後5時頃まで続いた。

原告側の弁護士がスクリーンを使って「毎年のように嘘をつき続けた」と非難する中、トランプ氏はプレゼンテーションから顔をそらして真っ直ぐ前を見つめていたという。法廷を出たトランプ氏は、「恥ずべき裁判だ」と批判。ジェームズ司法長官について「銀行への債務不履行を犯したことのない誰かを追求するのではなく、ニューヨークで続いている犯罪と殺人に集中するべきだ」と語った。

Mashup Reporter 編集部
Mashup Reporter 編集部です。ニューヨークから耳寄りの情報をお届けします。