テレビ討論会におけるバイデン氏のパフォーマンスを巡り、大統領としての適正を問題視する声が高まる中、トランプ氏が皮肉混じりのエールを送った。
これまでニューヨーク・タイムズやワシントン・ポスト、ボストン・グローブなどのほか、ロイド・ドゲット下院議員(テキサス州)やラウル・グリハルバ下院議員(アリゾナ州)ら5人の民主党議員が撤退すべきとの考えを表明している。
トランプ氏は6日、Truth Socialのアカウントを更新し、バイデン氏は「数多の批判を無視し、即座に強力で強烈、かつ大規模なキャンペーンを推し進めるべきだ」と助言した。
続けて「討論会のように鋭敏で正確、精力的に、国境解放(刑務所から精神病院などから記録的な数のテロリストたちをチェックや審査なしで入国を許可!)や、社会保障廃止、男子の女子スポーツ参戦、高い税率、高金利、Woke軍隊の奨励、制御不可能なインフレ、記録的な犯罪件数、オンリー電気自動車、中国諸国への服従、終わりなき戦争、アメリカは後回し、ドル建ての失墜などの政策を訴えるべきだ」と皮肉った。「スリーピー・ジョーはアメリカ破壊キャンペーンを続け、中国を再び偉大にすべきだ!」と締めくくった。
なお、バイデン氏は選挙戦を続ける意思を明確にしている。
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5日、ABCニュースで放送されたジョージ・ステファノプロス氏とのインタビューでは、「私以上に大統領になる資格、またはこの選挙戦に勝つ資格のある人物はいない」と再選への自信をのぞかせた。さらに、撤退の可能性について「全知全能の神」のお告げがあれば検討可能と述べるなど、周囲の批判に動じない姿勢を示している。