「重圧で息詰まらせていた」トランプ氏、討論会でのバイデン氏の異変を指摘

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大統領選討論会を終えたトランプ氏は29日、Truth Socialのアカウントを更新し「奇妙な出来事が起きた」とディベート中のバイデン氏の様子について投稿した

バイデン氏を「私を収監しようとした」「歴史上最悪の大統領」などと罵りつつ、「彼がこれまで体験したことのない、とてつもない重圧で喉を詰まらせるのを目の当たりにした」と説明。バイデン氏が翌日に開催したノースカロライナ州での選挙集会は「まだマシだった。正気に戻ったようだった」と評価しつつも、「アメリカは自問すべきだ。多くの危機がある時に、われわれは本当に息を詰まらせるような大統領を欲するだろうか。私はそうは思わない」と主張した。

討論会については「CNN史上最多の視聴者数」「モンスター番組だった」と自画自賛したほか、別の投稿では、テレビ司会者や政治記者から「大統領討論会史上最高のパフォーマンスだったと称賛を受けた」にも関わらず、世間の話題はバイデン氏の不振に関するものばかりだったと愚痴をこぼした。

トランプ氏は討論会中、バイデン氏の発言に対し「何を言っているか分からなかった。自分でも理解していないだろうが」と述べるなど、バイデン氏の発言のキレの悪さを指摘する場面もあった。

ニューヨーク・タイムズの論説委員会は28日に、バイデン氏は大統領選から撤退すべきだと主張する論説を掲載するなど、リベラルメディアからはバイデン氏に対する厳しい批判が相次いだ。

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バイデン氏の上級顧問はCNNに「ジョー・バイデンがニューヨーク・タイムズの編集委員会のエンドースメントを失った前回は、良い結果となった」と皮肉を述べるなど、撤退の呼びかけには取り合わない姿勢を見せている。9月に開催される第2回討論会に意欲を示しているとも伝えられている

バイデン氏は、ノースカロライナ州の選挙集会で「以前ほど容易く歩いたり、スムーズに話したり、うまくディベートをすることが出来なくなったりした」と述べるなど、衰えを認めつつも、「しかし、私は良く分かっている。真実を伝える方法、正誤の違い、仕事のやり方、物事をどのように達成するかを知っている」と力強く述べ、「何百万人のアメリカ人が知っていること、打ちのめされても立ち上がると私は知っている」とガッツポーズで不屈の精神をアピール。支持者から大きな歓声が上がった。

Mashup Reporter 編集部
Mashup Reporter 編集部です。ニューヨークから耳寄りの情報をお届けします。