トランプ前大統領が、英司会者ピアース・モーガンとのインタビューで、王室を離脱し、現在カリフォルニア州に暮らすヘンリー王子とメーガン妃に言及。夫婦関係や二人の称号に関して、歯に衣着せぬ発言が飛び出した。
インタビューは、TalkTVでスタートするモーガン氏の新番組で、25日に放送を予定しているもの。先週モーガン氏が、トランプ氏がインタビューの最後に激怒して部屋を退出したと明かすと、トランプ氏は作り話だと反論し、評判になった。
真偽の程は定かでないが、英紙The Sunが24日に公開したクリップは、緊張のインタビューというよりも、和やかムードの中、おじさん二人が世間話に興じる様子が映っている。
「メーガンのことは最初から好きではない」というトランプ氏は、「かわいそうなハリーは引きずり回されている」と主張。メーガン妃が王室を批判した時、「決まりが悪かったと思う」と、昨年のオプラ・ウィンフリーとのインタビューに言及した。
メーガン妃はオプラとのインタビューで、王室内で受けた人種差別や自殺を考えた話を暴露し、話題になった。
「ヘンリーがこき使われるのにくたびれた時、何が起きるか知りたい」「彼女が、もっと他にいい奴を好きになった時、どうなるか知りたい」と、トランプ氏は二人の将来に興味津々の様子。離婚すると思うかと聞かれると「そう思う。ご存知の通り、私は優れた予言者だからね」と、自慢げに語った。
さらに、モーガン氏が「あなたが女王なら、彼らの称号を剥奪するか」と尋ねると、賛意を示し、「女王に唯一同意できないのは、彼女は、(二人の王室離脱について)それがあなた方の選択ならば、それでよろしいが、もはや称号はないと話すべきだ」と主張。「女王は何度も言っているが、彼女の忠誠心は国にある。彼(ヘンリー王子)は、国家に非常に無礼だと思う」と語った。
「ハリーは、今まで私が見た誰よりも尻にしかれている」「尻しかれ男だ」などと話した。
トランプ氏に加え、モーガン氏も、以前から夫妻に批判的なことで知られる。昨年には、メーガン妃に対する発言をめぐって批判を受け、6年間務めたITVの朝の人気番組「グッド・モーニング・グレートブリテン」の共同司会を自ら降板している。