MCRデベロップメントは、5月15日にジョン・F・ケネディ国際空港のTWAフライトセンター(TWAターミナルビル、TWA Flight Center) にTWAホテルをオープンすることを発表した。公式サイトで予約受付を開始した。
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1962年に完成したTWAフライトセンターは、フィンランド系アメリカ人の建築家、エーロ・サーリネン(Eero Saarinen)が設計した。1994年ニューヨーク市の歴史建造物に指定され、2005年には米国家歴史登録材にも指定された。
また映画『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』(Catch Me If You Can)や、『オーシャンズ8』(Ocean’s 8)のロケ地として使用されるなど、多くのアメリカ人にとって馴染みの深い建築物だ。
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ミッドセンチュリースタイルの客室
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客室は全512室あり、ミッドセンチュリー風の内装となっている。ニューヨークのストーンヒル・テイラー(Stonehill Taylor)社がデザインした。一泊249ドル(税別)から。
客室には、サーリネンがデザインしたモダンなノール(Knoll)社製の家具や、マティーニ・バー、ビンテージ感のあるダイヤル式電話、ハリウッドスタイルのライト付き化粧台、テラゾタイルを使用したバスルームが備わっている。
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ホテルには、ミシュランシェフスターを持つジャン・ジョルジュ・. ヴォンゲリスティン(Jean-Georges Vongerichten)氏の「パリ・カフェ」(The Paris Café)など6つのレストランとバーを備える。
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50年代「コニー」の愛称で親しまれたトランス・ワールド航空のビンテージ旅客機「ロッキード・コンステレーションL-1649Aスターライナー」(L-1649A Starliner)は、カクテルラウンジに改装され、オープン前から大きな注目を集めている。
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900平方メートルを超える広さのルーフトップからは、JFKの滑走路を見渡すことができ、ジェットエイジミュージアムも設けられる。ヴァレンティノや、ラルフ・ローレン、スタン・ハーマンらがデザインした客室乗務員のユニフォームも展示され、ミッドセンチュリーのモダンなデザインを鑑賞することができる。
TWA Hotel at JFK
2019年5月15日オープン
www.twahotel.com