配車サービスのウーバー(Uber Technologies Inc)は10日、ニューヨーク証券取引所に株式を上場した。
初値はIPO価格の45ドルを下回る42ドルでスタート。一時45ドル付近まで上昇したが、公開価格を上回ることなく、最終的に7%以上下回る41.57ドルで取引を終えた。
同社は前日、IPO価格を仮条件(44ドル-50ドル)の下限近くの45ドルに設定。1億8,000万株を売り出した。公開価格に基づく時価総額は820億ドル(約9兆円)だった。
ブルームバーグによると、ウーバーのIPOは米国史上9番目に大規模な上場となった。今年最も市場の注目を集めた上場だが、難航する米中貿易交渉により不安定さを増す株式市場や、上場以来最安値を更新しつづける同業者のLyftの低迷などもマイナスに働いた。なお、同日リフトの株価は7.4%下落した。