今月10日、ロサンゼルス国際空港上空を飛行中のエアフォースワンの近くを正体不明の物体が通り過ぎる様子が撮影された。
撮影したのは、YouTubeで航空機専門のチャンネル「L.A FLIGHTS」を運営するピーターとジョシュア兄弟。観察歴15年というベテランの二人は、空港展望デッキから、ライブ映像を頻繁に投稿している。
動画には、バイデン大統領を乗せたとされるKC-10と周囲をパトロールする2機の戦闘機が飛行する様子が映っている。
「見た?何かが飛んでいった」とジョシュアが異常を察知したのは、KC-10がF-35に空中給油を行なっている際だった。USA Todayによると時刻は現地の午前10時18分、白い物体がKC-10と反対方向に高速で通り過ぎていった。
謎の物体の出没はこれで終わらず、この数分後に1回、さらに兄弟は11時過ぎにも空中を浮遊する白い物体を目撃した。
「こんなものを見てしまうとちょっと怖い」と言い出すジョシュア。「もしかしたらバルーンじゃないかな。バルーンだと考えている」と、自分に言い聞かせるような弟に、ピーターは「なんかの権力を遠ざけるために、そんなことを言ってるのか」と問い詰める。
この動画のコメント欄には「100%リアルだ」「やつらはますます大胆になっている」「UFOだ。バルーンはこんな風にならない」とUFO説を支持する声。「このUAP(未確認空中現象の略、UFOの最近の呼称)は軍がイラクで撮影したものと同じのようだ」といった、国防総省の新設部署「AARO」が公開した目撃情報との類似性を指摘するコメントや「これがロサンゼルス朝のニュースにならないようなら、間違いなく圧力が働いている」といった声も寄せられた。
この一方で「ただの鳥だよ」「おそらく風船だね」など否定するコメントも投稿されている。