ポーランド人の男、タイでウクライナ人モデルをノコギリで殺害、タクシー運転手にグーグル翻訳で切断を依頼

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ポーランド人のビジネスマンが、滞在先のタイのマンションで、交際していたウクライナ人モデルの女性を殺害したとして逮捕された。

ニューヨークポスト紙によると、逮捕されたのはヤン・イェジー・ラゴダ・フィリポウ容疑者(25)。バンコクのバーンコーレーム区にある高級マンションで、アローナ・サフチェンコさん(24)をノコギリで切りつけ殺害したとみられている。

マンションには4月29日から滞在していた。先週金曜日(12日)に廊下で談笑する様子が監視カメラに映っていたが、16日の映像では、ラゴダ・フィリポウ容疑者が、一人でスーツケースを持ってエレベーターを待っており、サフチェンコさんの姿は見当たらなかった。

この日、ラゴダ・フィリポウ容疑者から雇われたとするタクシー運転手から建物のマネージャーと警備員に連絡が入り、事件が発覚した。

運転手によると、「いずれかのカジノ」に連れて行くよう告げたラゴダ・フィリポウ容疑者は、車中で、グーグルの翻訳を使い、44ドルと引き換えに交際相手の遺体を切断するのを手伝ってほしいと切り出したという。

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運転手は、サトーン区にあるホテルで降ろした後、マンションのマネージャーに報告。建物のスタッフが部屋に押し入ると、ベッドの上に血まみれになったサフチェンコさんの遺体があった。

遺体には複数の切り傷や刺し傷があった。左の手首が切り落と首が切断されそうになっていたという。通報を受け駆けつけた警官らは、遺体の近くに血のついた刃渡り約60cmのノコギリを発見した。

ラゴダ・フィリポウ容疑者は同日、カンボジア国境近くのアランヤプラテート地区にある市場にいるところを発見され、拘束された。取調べに対して話すことを拒んだが、荷物の中からサフチェンコさんのパスポートが発見された。警察は、カンボジアに逃がれようとしていたとみている。

ラゴダ・フィリポウ容疑者はロンドンの広告会社を所有しており、サフチェンコさんは写真撮影のモデルになっていたという。タイで殺害される前、ロンドンやローマ、バレンシア、イスタンブールの街を背景に、ポーズを取るサフチェンコさんの写真が撮影されていた。ポスト紙は、写真はピンナップ風で、マリリン・モンローに影響受けたスタイルだと指摘している。

サフチェンコさんのLinkedinページには、ウクライナのザポリージャ国立大学で英語と文学を専攻し、学士号を取得したとある。起業家精神が旺盛だとしており、中国文化、北京語、コミュニケーション、中国政治、中国語に精通していると紹介している。経歴では、昨年9月から3月までSNSのコンテンツライターとしていたが、3月以降はマーケティング・スペシャリストに肩書きを変更していた。

Mashup Reporter 編集部
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