ユナイテッド航空から引きずり降ろされた男性の代理人を務めるトーマス・ディミトリオ氏の所属事務所が、航空会社と男性の間で示談が成立したと、声明を発表した。
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声明では、今回の件について「オスカー・ムニョス氏が正しく対応すると発言し、その通りに実行した」とCEOの対応を評価。「ユナイテッド航空がシカゴ市当局を非難することなく、航空会社が全責任を追った」とし、「この企業の責任の受け止め方は称賛に値する」と発表。円満な和解に至ったことを示唆した。
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和解条件については、両者の間で公表しないことで同意しているという。
同日、ユナイテッド航空は、事件後の改善策として、以下10項目にのぼる新たな方針を発表した。
・安全とセキュリティーに関わる問題のみに、法的強制力の適用を制限する。
・安全とセキュリティーが脅かされない限り、着席後のお客様から、その意に反して降機を要求しない。
・自発的に便の振替に同意するお客様がいない場合、補償金の額を最高1万ドル(約110万円)に引き上げる。
・カスタマーソリューションチームを構築。お客様が最終目的地に到達できるよう、近くの空港の利用や地上移動などの様々な代替輸送が可能なエージェントを紹介する。
・乗務員の搭乗予約は、少なくとも出発の60分前に行わなければならない。
・職員に年一度のトレーニングを追加で実施する。
・旅程の変更ができる乗客を募るオートメーションシステムを構築する。
・カスタマーサービスに関わる問題を、現場で解決する権限を職員に与える。
・オーバーブッキングの全体量を削減する。
・紛失物の煩雑な手続きを廃止し、紛失した荷物に関して”(お客様は)質問されない”方針を採用する。この場合、ユナイテッド航空は、バッグとその内容物の代償として1500ドルを乗客に支払う。
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