米国務省が、中国への渡航警戒レベルを最高の「レベル4」(Do Not Travel)に引き上げた翌日、複数の米航空会社は、中国本土への発着便を一時的に停止する計画を発表した。
世界保健機構(WHO)は30日、新型コロナウイルスによる肺炎について、国際的な公衆衛生上の緊急事態を宣言していた。
デルタ航空は、2月6日から4月30日まで、中国便の運行を見合わせる。同社は「中国を出たい乗客が確実に離れられるよう、2月5日まで運行を継続する」と発表した。
また、アメリカン航空は本日から3月27日まで、ユナイテッド航空は2月6日から3月28日まですべての中国便の運行停止を発表した。
USA TODAYによると先週木曜日、28,000人の客室乗務員を代表するアメリカン航空の客室乗務員の組合は、航空会社と政府に対して、中国発着便の運航を停止するよう求めていた。15,000人のパイロットを代表する旅客機パイロット協会(PAA)は運航停止を求め、ダラスで訴訟を提起している。
31日の米国株式相場は大幅に下落し、ダウ工業株30種平均の終値は前日比603.41ドル(2.09%)安の28,256.03ドル、S&P500種株価指数は58.41(1.77%)安の3225.52となった。