祖先に「建国の父」、潜水艇タイタンCEOストックトン・ラッシュ氏とは

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ラッシュ氏は1981年、19 歳でユナイテッド航空ジェット訓練学校の資格を取得。当時、世界最年少のジェット機の運送用操縦士となった。大学に在学中、ヨーロッパと中東へのフライトで、DC-8の副操縦士を務めたという。

1984年、プリンストン大学で航空宇宙および航空宇宙工学の理学士を取得。その後1989年にカリフォルニア大学バークレー校ハース・スクール・オブ・ビジネスでMBAを取得した。

UCバークレーを卒業後、実験航空機「Glasair III」を建造。また「キトリッジ K-350」を改造した2人乗り潜水艇で、30回以上の潜水を行った。

大学卒業後はマクドネル・ダグラス社に、F-15計画の飛行試験技師として入社。エドワーズ空軍基地で、APG-63レーダーテストと対ミサイルプログラムに従事した経験を持つ。

2003年から2007年の間、ワシントン州シアトルにある航空博物館の理事に就任したほか、約20年間にわたり、リモート・コントロール・テクノロジーズやエントマ社、ブルービュー・テクノロジーズなどの役員を務めていた。

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オーシャンゲート・エクペディションズを創設したのは2009年だった。2021年には、タイタニック号のツアー販売を開始している。

▼CBSニュースの記者が2022年、タイタニック号の観光ツアーに同行した際の映像。潜水艇の安全性に関して質問を受けたストックトン氏は「タイタンは、マクガイバー(パーツの寄せ集め)ではない。ボーイング、NASA、ワシントン大学の協力によって造られた」と主張していた。

妻ウェンディさんとは、1986年に結婚。ウェンディさんもパイロットの操縦士の資格を持つ。オーシャンゲートでは、コミュニケーション・ディレクターを務めていた。

事故後、ウェンディさんは、タイタニック号沈没事故の犠牲者となった夫婦の子孫であることが判明した。ウェンディさんは、大手百貨店メイシーズの共同設立者イサドール・ストラウス氏とアイダ・ストラウス氏の玄孫(4代後の子孫)で、ストラウス夫妻は映画「タイタニック」のワンシーンにも描かれている

「自らの発明で命を失った発明者」に

事故後、ラッシュ氏の名前が、ウィキペディアの「自らの発明によって命を失った発明者リスト」に加えられた。

職業は、パイロットやエンジニアのほか、「タイタニックの残骸見学ツアーを行うオーシャンゲート社の潜水艦、タイタンの設計と建造を監督した実業家」と記載されている。

なおラッシュ氏の名前は、タイタニック号の設計者で、1912年の沈没事故により死亡した造船家トーマス・アンドリューズ氏の下に追加された。

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Mashup Reporter 編集部
Mashup Reporter 編集部です。ニューヨークから耳寄りの情報をお届けします。