エリザベス女王の莫大な遺産について、誰が相続するのかに注目が集まっている。情報筋によると、私物の宝飾品は「女王のお気に入り」に受け継がれる予定だという。
女王の個人資産には、宝飾品やアートコレクション、個人投資、バルモラル城やサンドリンガム・ハウスなどが含まれ、合計4億3,000万ポンド(700億円)とも報じられている。
Radarは女王は生前、1.1億ドル(約150億円)相当の宝飾品を所有しており、ウィリアム皇太子の妻キャサリン妃が「恩恵を被る可能性が高い」と伝えた。
情報筋は同サイトに、女王は今年7月、約300点の宝飾品を「誰が受け継ぐのがふさわしいか、集中的に検討していた」と明かした。「最後の最後」になって、女王の遺言には「相続人に衝撃を与えると思われる変更」が加えられたという。
キャサリン妃は「明らかに、一家のお気に入りだった」と説明。女王の決定は今後、カミラ王妃やメーガン妃らの間で、不和が生じるきっかけとなる可能性があると見解を示した。
さらに、カミラ夫人やメーガン妃、娘のリリベットちゃんには、「価値のある」宝飾品が相続されない可能性があるとも指摘。すでに王室メンバーではないメーガン妃に受け継がれないことは「驚くべきことではない」としつつ、これを知ったら「侮辱的だと思うだろう」と話した。
女王がメーガン妃を除外するのは「悪意」からではなく、「実用性」に基づいた判断だと加えた。女王の判断は、ヘンリー王子夫妻にとって「自分で蒔いた種は自分で刈り取らねばならない」というメッセージになるだろうと話した。
王室には、女王の個人資産のほか、「クラウン・エステート」やランカスター公領、コーンウォール公領などの莫大な資産がある。
ワシントンポスト紙によると、王室では伝統的に、君主の遺言は公開していないが、慣習に従えば、チャールズ国王はランカスター公領を自動的に受け継ぐことになる。