ウィル・スミス夫妻の過去動画が話題に、同情する声も

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アカデミー賞授賞式で、プレゼンターのクリス・ロックを平手打ちしたことが物議を醸している俳優のウィル・スミス。騒動後に発表した謝罪声明で、妻ジェイダの健康問題をジョークにされたことが耐えられず、感情的になったと説明した。

妻を思う故の振る舞いと強調したが、その後、ネットに投稿された過去の映像をめぐって、ユーザーからは夫婦の不仲を勘繰るコメントが投稿されている。

ニューヨークポスト紙によると、動画は2019年に、妻で女優のジェイダ・ピンケット・スミスが投稿した。自身がホストを務めるオンラインのトークショー「レッド・テーブル・トーク」(Red Table Talk)を宣伝するため、インスタグラムでライブ配信したものだという。

現在、Redditに出回っている動画では、ジェイダがウィルにカメラを向け、「(カップルの性問題を専門とするセラピストの)エステル・ペレルが番組に出演するの」と切り出し、「私たちの関係修復に関して、彼女は助けになっていると思う?」と質問。しかし、ウィルは怪訝な面持ちで「頼むから、許可なく自分を撮影しないで」と回答を避けた。

ジェイダが再びウィルにカメラを向けて「彼女は、私たちの間に起きたことで、傷ついた心を癒してくれたと思う?」と質問を続けると、ウィルは、苛立ったように「ソーシャルメディアに出るのは、自身の本業のためだ。ソーシャルメディアのために、俺を利用するな」と警告。「了承を得ずに撮影するな。いま自宅にいるんだぞ。撮影するな」と繰り返し止めるよう求めた。

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ウィル・スミスの様子を見たユーザーからは「不機嫌そうだ」「ナーバスになってる」などの感想や、ジェイダの行為は「煩わしい。ノーと言ったらノーだ」「彼は悩まされているようだ。私は1週間で、好きから嫌いに、今や気の毒に思っている」などの同情の声が寄せられている。

俳優のジム・キャリーが先日、ウィルがブチギレたのは、自分の中に問題があったからと指摘したことを指して、「ジムの推測は正しい。深刻な問題を抱えている」「彼は、知っていたんだ」というコメントも見られる。

25年間連れ添ったスミス夫妻は昨年、婚姻関係を継続しながら、第三者と性的関係を持つことを認める「オープン・マリッジ」を公表。GQの取材に対し「自由と信頼をお互いに与えた」と述べ、「私たちの結婚は、監禁とはなり得ない」と語った。

なおジェイダはその前年、29歳のR&Bシンガー、オーガスト・アルシーナと関係を持っていたことを認めていた。当時ウィルとの仲は破局中で、違反行為に当たらないとの考えを示している。

ある関係者はPage Sixに対し、2人の夫婦関係は既に苦境に陥っていたと証言するなど、2人の関係性が、今回のビンタ事件の引き金になった可能性を示唆する声も上がっている。

Mashup Reporter 編集部
Mashup Reporter 編集部です。ニューヨークから耳寄りの情報をお届けします。