ヘンリー王子回顧録で兄弟の和解の道閉ざされる、専門家

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今月10日に回顧録「スペア」が発売されるヘンリー英王子。妻のメーガン妃と英王室を離脱して以来、王室メンバーとの確執が表面化しているが、今回の著書の内容は特にウィリアム皇太子との亀裂を決定的にするものだと、情報筋が語った。

英紙The Sunday Timesは著書の原稿を読んだという情報筋の話として、著書の内容は王室にとって想像以上に衝撃的なものだと伝えた。「すべてが丸裸になる。チャールズ国王については思ったよりましだったが、ウィリアム皇太子には特に厳しい。キャサリン妃にも多少なりとも打撃になる。兄弟間の対立の詳細が事細かにつづられている。著書発売後、ヘンリー王子とウィリアム皇太子が和解する方法があるとは私には思えない」と同情報筋はコメントしている。

ヘンリー王子は先月配信が始まったネットフリックスのドキュメンタリー「ハリー&メーガン」の中でも、3年前メーガン妃と共に英王室離脱の意向を告げた際にウィリアム皇太子から「怒鳴られた」経験を振り返って語っていた。

情報筋は今回の著書について、大部分は母親の故・ダイアナ妃を亡くしたヘンリー王子のトラウマに割かれているとも明かした。「全体的には、これは若くして亡くなった母親のトラウマから回復できずにいる男の話だと感じた。そこに現れたメーガン妃に、ダイアナ妃の姿を投影している、という印象を受けた」としている。

回顧録「スペア」は、ピューリッツァー賞受賞歴があるジャーナリスト、J・R・モーリンガー氏がヘンリー王子の話に基づいて執筆した。モーリンガー氏は元テニス選手、アンドレ・アガシ氏の自叙伝でもゴーストライターを務めた。

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回顧録の発売に先駆け、今月8日に米CBSの看板番組「60ミニッツ」でヘンリー王子がインタビューが放送される予定。同インタビューでは、ヘンリー王子と妻のメーガン妃が英王室を公に批判し続ける理由について明かしている。

Mashup Reporter 編集部
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