16日、今季初のスノーストーム「ゲイル」(Gail)が米北東部に到来し、ニューヨーク市では数年ぶりの大雪に見舞われた。
デブラシオ市長は、17日の対面学習の中止を発表し、オンライン学習へと切り替えた。さらに新型コロナウイルスの検査場を17日の昼まで閉鎖したほか、飲食店の屋外飲食の中止を命じた。
ミッドタウンでは衛生局のトラックが多数出動し、凍結防止剤の散布や除雪作業が行われた。またタイムズスクエアやクリスマスツリーのあるロックフェラーセンターでは夜間から雪かきをする作業員や、雪合戦などを楽しむ人々の姿が見られた。
タイムズスクエアの様子。夕方から降り出した雪は一晩続いた。






道路から寄せ集められた雪は、道路脇に積み上げられ巨大な山に

屋外飲食も一時停止に。雪で覆われた飲食スペース

セントラルパークも辺り一面真っ白となった


ニューヨーク公共図書館前の様子。


ブライアントパークのスケートリンクも営業を再開した。

再開許可に営業を開始するレストラン。ニューヨーク市では今週から店内飲食が禁止となり、屋外飲食やテイクアウト、デリバリーのみとなっている。

国立気象局によると、セントラルパークの積雪は午前8時までに25センチ(10インチ)を記録した。昨年全体の積雪量よりも多い雪が降ったという。デブラシオ氏は、過去24時間の降雪量は2016年1月以来の大雪だったと述べた。
18日の昼頃には雪は止み、午後1時にはウィンターストーム警報は解除された。また午後6時から屋外飲食も再開が許可された。18日の対面学校は通常どおり行われる。
なおニューヨーク州のビンガムトン(Binghamton)では104センチ(41インチ)の積雪を記録した。クオモ州知事は17日、ハドソンバレーやサウザンティア、キャピタルリージョンにある18の郡に非常事態宣言を出した。