アジア人のTikTokユーザーが、コラボ配信中に人種差別受けたと公表。ユーザーらから、励ましや相手に対する非難のコメントが殺到している。
@gemini_jury I have traveled since I was 4 and learned to respect culture. I hope this helps people to realize what racism to Asian people looks like. #aapi #racism #racismawareness #fyp #fypシ ♬ original sound – GEMINiJURY ℠
アカウント名ジェミニ・ジュリーさんが12日に投稿した動画では、コラボ相手の2人の女性がアクセントをからかったり、差別的なジェスチャーをしたりする様子が撮影されている。
2人は、ウサギの耳飾りをつけたジュリーさんがスペイン語で挨拶すると、「あなた英語話せる?」「流暢じゃないようだけど」と聞き返した。続けて「なぜ私たちの配信に加わってきたの?」などと尋ね、ジュリーさんが答えに窮していると、さよならと手を振った。その後「バニーの耳を追い出せ」と言い、目を釣り上げる仕草をした。
これを見たジュリーさんは視聴者に「誰か録画している人いる?」と尋ね、「あなたたちバイラルになりたいの」と嗜めると、女性らは「かまわないわ」と回答。
「何か問題ある?」と問われたジュリーさんが、韓国語で「ないわ」と返事をすると、発音を真似るなどして、からかった。
ジュリーさんは動画を公開した理由について、4歳から各国を旅しており、文化を尊重することを学んできたとした上で、アジア人に対する人種差別を理解してもらうため、投稿したと説明している。
動画は、1,000万回以上再生されている。コメント欄には「あなたは可愛い」「彼女たちは嫉妬しているだけ」といった励ましや、冷静に振る舞ったジュリーさんを賞賛するコメントが投稿されている。2人に対しては「なんて無礼な人々」「ひどい」「バイラルにしよう」といった非難の声が上がった。2人のアカウントは特定されたが、すでに削除されているという。
ジェリーさんは別の動画の投稿で、初対面のアジア人にやってはいけないことして、目を釣り上げるジェスチャーや、誰かをキムチと呼んだり、犬を食べるのかと聞いたり、チン・チャン・チョンと呼んだりしないよう呼びかけている。