アプリを使用し、ニューヨークのタクシー”イエローキャブ”を相乗り(カープール)できるサービスが、6日よりスタートした。
アプリは、「Curb」と、「Via」の2種類。マンハッタンの110thと32ndストリート区間での利用が可能となっている。
現在利用可能なカープール・サービスに関しては、Uber(ウーバー)の「Uber Pool」や、Lyft(リフト)の「Lyft Line」が先行しているが、イエローキャブが加わることで、さらに利用者の選択肢が増えることとなる。
Curbの開発元、Verifone社の発表によると、アプリの利用により、運賃は最大40%まで下がるという。 Curbは、イエローキャブと、クイーンズなどの方面を走るグリーンキャブを合わせて13,500台のうち、約60%の車で使用可能となっている。
Viaは、同じ方面に行く乗客同士を、アルゴリズムでマッチングできるテクノロジーを搭載している。乗客の乗り降りは、通りの角で行うことにするなど、一方通行での余分な迂回による時間のロスなどを減少させている。
両アプリともに、2席まで予約可能で、2組以上の乗客は受付ができないシステムとなっている。乗り合い客がいる場合のみ、ディスカウントが適用される。
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ニューヨーク市タクシー・リムジン委員会(TLC)によると、イエローキャブの輸送人員は、昨年の1日平均393,886から、今年の3月には332,075へと減少しているという。
サービス対象エリアは、今後拡大していくとしており、利用者の増加を期待している。